筆の持ち方、最初の一歩
体験レッスンでいちばん多い質問が「筆はどう持てばいいですか」です。この記事では、教室で最初にお伝えしていることをそのまま書きます。
鉛筆とは「持つ場所」が違う
鉛筆は先のほうを持ちますが、筆は軸の真ん中あたりを持ちます。半紙に書くときは、穂先から7〜8cm上が目安です。

理由は、筆は「手首」ではなく「腕全体」で動かすからです。先を持つと、どうしても手首だけで書いてしまい、線が小さく硬くなります。
3本の指で、軽く
- 1
親指と人差し指でつまむ
筆を立てて、親指の腹と人差し指の腹で軽くつまみます。
- 2
中指を添える
人差し指の下に中指を添えて、3本で支えます。薬指と小指は軽く曲げて、軸の後ろに添えるだけ。
- 3
卵を握るように
手のひらの中に卵が1個入るくらいの空間を空けます。強く握るほど、線は硬くなります。
よくある3つのクセ
| クセ | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 握りしめる | 線が震える、すぐ疲れる | 「卵を握る」を思い出す。書く前に一度、手を開く |
| 筆が寝る | 線が平たく、はらいが薄い | 筆の軸が天井を向いているか、書く前に見る |
| 手首だけで書く | 大きな字が書けない | ひじを机から浮かせて、肩から動かす |
最初の1か月は「横線」だけでもいい
教室では、最初の数回は横線と縦線だけを書きます。退屈に思えますが、線がまっすぐ引けるようになると、字は勝手に整います。
焦らなくて大丈夫です。半年後に自分の名前を堂々と書いている姿を、こちらは何度も見てきました。
教室で試してみませんか
筆の持ち方は、文章より実際に手を取って直してもらうのが早いです。体験レッスンでは、この持ち方から一緒に始めます。